HOME布引製作所のルーツ無限大の可能性を秘めたプレス機の誕生

無限大の可能性を秘めたプレス機の誕生

自社設計プレス機

平成元年、本社新社屋完成に併せて導入した1250mm×3000mmのNC二軸同時制御特殊プレス機(自社設計)によって、寄せ抜きによる特殊スクリーンの製作が可能になります。この特殊プレス機は、孔の形状・ピッチ・方向をすべて任意で組み合わせることができるようにしたもの。必要に応じて一枚のスクリーンの中に異なる形状の孔を異なるピッチで開けること----例えば、丸孔と出窓を組み合わせるといった特殊なスクリーンも製作可能となり、それによって開孔率や圧力損失の調整がさらに幅広く提案できるようになる、というものだったのです。


しかし当初この特殊スクリーンは、孔の目開きが上手く揃わず、スクリーンの圧力損失の不揃いが製品としての課題になりました。そこで空気の通る量を計る圧力測定器を開発。圧力損失を測定してそのデータに基づいて製作することができるようになり、指定の精度の特殊スクリーンの製作技術が確立できました。


複数の方向性を組み合わせた製品

さらにこの技術を応用して、工場などで空圧によって製品を浮かせて移送させるエアフローコンベアにおいても、直線的な移送だけでなく、孔の形状や方向性を組み合わせて空圧を調整し、カーブ等でもスムーズに移送させることを可能にしました。エアフローコンベア用の打抜スクリーン(パンチングメタル)が完成品として認められたのです。空圧で運ぶことで、製品を傷つけることなく搬送でき、かつスピードアップが可能となるため、この技術は搬送機メーカー各社に重宝され、注文が殺到しました。


この技術を生かした特殊スクリーンは、現在も流動乾燥機、流動槽、燃料電池等に使用されています。